法学研究科Top page of Graduate School of Law

研究科長からのご挨拶

令和の時代の法律学・政治学

北海学園大学大学院法学研究科は、昭和61(1986)年に創設、同年に法律学専攻修士課程を開設して以来、法律学専攻博士(後期)課程、政治学専攻修士課程を順次開設、平成17(2005)年に政治学専攻博士(後期)課程を開設して現在に至ります。本研究科には法律学21名、政治学12名(令和6(2024)年4月現在)の教員が所属して大学院生とともに研究に励んでおり、これまでに137名の修士、16名の博士を輩出しています。

本研究科の大きな特色としては、とくに以下2点を挙げることができます。
第一は、夜間開講と長期履修制度があることです。これにより、有職の社会人であっても、勤務と研究を両立させ、安心して時間をかけて研究を進めることができます。本学附属図書館も21時45分(一部スペースは22時30分)まで利用でき、夜間も充実した研究環境を提供しています。

第二は、附属図書館の資料が非常に充実していることです。現在、図書館には道内屈指の約85万冊を誇る蔵書があり、さらに、戦前からのものも含む18種の判例集と60種以上の法律専門雑誌を有する判例演習室を備えています。国内外の学術文献・資料・判例等を検索することのできるオンラインデータベースや、近年発展著しい電子ブックの蔵書も充実しており、これらの電子資料は自宅からもインターネット経由で利用・閲覧できます。

本研究科は、法律学専攻、政治学専攻のいずれも、急速に進展、複雑化しつつある現代社会において、伝統的な思考では対処・解決できない、最新の法現象、政治現象を分析、解決しうる高度の専門的知識を有する研究者・高度専門職業人の養成を目的としています。法律学分野では、100年以上前に制定されて以来さほど頻繁には改正されていなかった民法、刑法が、近年すさまじい勢いで改正されています。明治時代の法が守ろうとした共同社会の価値観は、2度の大戦を経てさらに平成、令和に至り、著しく変容し多様化したものとなりました。令和時代の社会問題に対応するには、令和時代の法が求められるのです。政治学分野でも、状況が頻繁に揺れ動くロシア・ウクライナ情勢、イスラエル・パレスチナ情勢、これに対するわが国の対応やそれに伴う国内外への影響など、検討しなければならない政治現象が日々絶えることなく発生しています。

このような激動の社会において、変化に対応しつつさらにより良き未来を目指すべく、本学法学研究科にて法律学、政治学を学んでみませんか?

法学研究科長
神元 隆賢

大学院進学を希望される皆様へ

法学研究科では、大学院への進学をお考えの方に対して個別相談を行いますので、メールまたは電話によるご連絡をお願いいたします。ご希望の方に対して、大学院担当教員が個別相談を実施いたします。

1. 次の手順に沿って、メールまたは電話でお申し込みください。

(1)メールでのご連絡は、sogolaw○hgu.jp※〇を@に変えてください、電話でのご連絡は、011-841-1161(内線 2228)にお願いします。
(2)いずれの場合も、①氏名②法律学専攻または政治学専攻の希望の別③修士課程または博士(後期)課程の別④一般選抜または社会人特例選抜の希望の別をお知らせください。

2. その後、相談の日時や方法を調整のうえ、個別相談を実施させていただきます。

法律学専攻 修士課程・博士(後期)課程
政治学専攻 修士課程・博士(後期)課程

法律学および政治学において専門的知識と多角的な視野を育む研究の場を提供します。昼夜共通の時間割のもと、さまざまな領域で活躍する社会人が積極的に学んでいます。 修士課程の科目は、院生の研究関心に対応できるよう幅広く組み立てられて、論文作成のための個別指導を重視しています。
博士(後期)課程では、各分野で活躍できる高度な専門的能力と豊かな学識を有する人材の養成をめざし、社会状況に関する問題意識と鋭い分析力を身につけます。

教育研究上の目的

法律学専攻
社会人を含めた知的探究心のある人々に広く門戸を開き、現代法学の基礎的領域に関する広く深い素養及び高度な専門的能力を有する人材を育成するとともに、わが国及び国際社会における複雑かつ困難な法的問題を予防し解決するために必要とされる総合的分析能力及び批判的検討能力を陶冶し、もって人類社会に貢献することを目的とする。

政治学専攻
社会人を含めた知的探求心のある人々に広く門戸を開き、現代政治学の基礎的領域の広く深い素養及び高度な専門的能力を有する人材を育成するとともに、地域に根ざした民主主義を推進するために必要な北海道を始めとする地域社会の政治分析に加え、国内のみならず国際社会をも含めた幅広い政治現象に対する総合的分析能力及び批判的検討能力を陶冶し、もって人類社会に貢献することを目的とする。 (研究科規則第3条)

開設年 1986(昭和61)年  法律学専攻修士課程 開設
1992(平成 4)年   法律学専攻博士(後期)課程 開設
2003(平成15)年  政治学専攻修士課程 開設
2005(平成17)年  政治学専攻博士(後期)課程 開設
入学定員 法律学専攻 修士課程      7人
法律学専攻 博士(後期)課程  2人
政治学専攻 修士課程      5人
政治学専攻 博士(後期)課程  2人

※『大学院要覧』は2023年6月作成の内容です