教育・研究

未来を創る生命工学の最前線~知能情報から植物デザインまで~

未来を創る生命工学の最前線~知能情報から植物デザインまで~

2017年度北海学園大学 市民公開講座 (道民カレッジ連携講座)
主催 北海学園大学
テーマ 未来を創る生命工学の最前線~知能情報から植物デザインまで~
趣旨・概要 我々の眼前には、医療、環境、食料など、避けて通ることのできない課題が存在しています。生命工学は、このような課題解決のために生き物が持つ優れた機能を役立てる分野であり、新しい時代を支える重要な役割を担っています。

本講座では、脳とコンピュータを接続し機械を操るブレイン・コンピュータ・インタフェース、脳波を活用したアルコールのリラックス効果や長距離運転時におけるエナジードリンクの眠気緩和効果分析、植物における遺伝子の解析とその利用など、ヒトの未来に貢献する生命工学研究について平易な言葉でわかりやすくお伝えします。
開講日時 2017(平成29)年7月1日(土)13:30~17:20
スケジュール 12:30       受付開始
13:30〜13:35   開会の挨拶
13:35〜13:40   講義概要
13:40〜14:25   講演1
14:25〜14:35   休憩(10分)
14:35〜15:20   講演2
15:20〜15:30   休憩(10分)
15:30〜16:15   講演3
16:15〜16:25   休憩(10分)
16:25〜17:10   講演4
17:10〜17:20   閉会の挨拶
プログラム 講演1:ブレイン・コンピュータ・インタフェース:脳波でロボットを動かそう
(講師:工学部生命工学科教授 山ノ井高洋)

脳死判定で示されるように、ヒトが生きている限り、生存が維持されているとみなされるかは脳の機能が保持されているかどうかです。脳機能の検査には、最先端の種々の機器が開発されてきています。しかしながら、これらの機器は大規模でかつ高価なものが多いのが現状です。現在、脳死の判定に脳波Electroencephalogram(EEG)が使われているのは、安価で移動性が良いからです。脳波がヒトのコミュニケーションの最終あるいは究極の手段でしょう。我々は脳とコンピュータとを結ぶブレイン・コンピュータ・インタフェースの研究の一つとして、ヒト究極のコミュニケーション手段である脳波を用いてロボットの動作制御に成功しています。本講座では、脳機能の優位性等を含めて話をすすめ、脳波によるロボットの制御を説明します。

講演2:脳波を活用したアルコール飲酒時と長距離運転時における生理的身体的特性分析
(講師:工学部生命工学科教授 鈴木聡士)

脳波を活用した二つの研究成果を紹介します。一つ目は、アルコールのリラックス効果分析です。人間のアルコール分解能は遺伝子レベルで3種類(強い、弱い、飲めない)に分類されます。これらの分解能別に、アルコールのリラックス効果が最大となる飲酒量を、α波(リラックス時に多く出現)出現率に基づき分析した結果を提示します。二つ目は、カフェインとアルギニンが含有されているエナジードリンクの眠気緩和効果分析です。これは、ドライビングシミュレーターを活用した長距離運転時において、水とエナジードリンクを飲用した場合の眠気緩和効果について、θ波(ウトウト時に多く出現)出現率とβ波(覚醒時に多く出現)出現率に基づき比較・分析した結果を提示します。

講演3:植物の力を活かす—遺伝子の解析とその利用-
(講師:工学部生命工学科 准教授 新沼協)

植物は農業生産の立役者としてだけでなく、環境保全、化学物質など、様々な面で人の生活を支えています。しかも植物は動物とは異なり一度根を降ろすと移動することが出来ないため、苛酷な環境変化に耐える力を持っています。日進月歩の科学技術により、植物においても有用な機能を持つ様々な遺伝子が見つかってきました。現在「遺伝子」という言葉は市民権を得ており、ニュースでも様々な遺伝子の発見が報じられていますが、そもそも遺伝子が発見されるとはどのようなことなのでしょうか。また、発見された遺伝子はどのように利用されるのでしょうか。本講座では、植物における遺伝子の解析とその利用について、現在生じている環境や食糧などの問題にどのように貢献できるかといった視点で話題を提供致します。

講演4:細胞工学:iPS細胞由来の心筋細胞に対する力学計測と再生医療応用
(講師:工学部生命工学科 准教授 水谷武臣)

iPS細胞樹立の成果発表から、約10年の月日が経ちました。iPS細胞は、心臓や神経などの自己修復しない細胞へと変化する能力を有するために、医療応用が注目されています。メディアなどで培養皿の上で拍動する細胞を見ると、iPS細胞を用いた心臓の再生が間近な気がしてきますが、まだ越えなければならない壁があります。その一つが、細胞達が臓器を形づくるように仕向けることです。一方、母親の胎内や卵の中で生物個体が出来上がる時には、細胞達は精巧に臓器を形成します。再生医療のヒントはここにあるかもしれません。本公開講座では、iPS細胞を用いた再生医療研究の現状と細胞達による形づくりの過程で得られている知見をお話しします。
会場 北海学園大学豊平キャンパス 5号館4階40番教室

地下鉄東豊線「学園前」駅下車3番出口直結
豊平キャンパス所在地

※駐車スペースがございませんので、自家用車でのご来場はご遠慮いただいております。
 ご来場の際には、公共交通機関をご利用ください。
受講料 1,000円(資料代として)
定員 70名(先着順、定員に達し次第締め切らせていただきます)
申込から受講までの流れ 1.ホームページ等で講座内容をご確認いただき、
下記の請求方法にて案内パンフレットをご請求ください。

 ※受講申込受付は終了しました。
 (1)ホームページ(申込フォーム)
 (2)電話:011-841-1161(代表)内線2707
  市民公開講座資料を請求する旨と、①郵便番号・住所②氏名③電話番号をお伝えください。

2.案内パンフレットがお手元に届きましたら、同封の「受講申込書兼振込依頼書」に
  必要事項をご記入のうえ、お近くの金融機関(ゆうちょ銀行は不可)で
  受講料をお振り込みください。
  ※指定銀行(北洋銀行)をご利用の場合は、振込手数料が無料となります。
  ※定員を超過した場合は、ご希望に添えず、お断りすることがございます。
  ※大学窓口での受講料のお取扱いは出来ませんのであらかじめご了承ください。

3.講座開催当日は、振込の際の領収書A(兼 受講許可書)を受付でご提示ください。
  ※資料請求時に頂戴しました個人情報につきましては、パンフレット送付と
   それに関するご連絡の目的にのみ使用いたします。
  ※お申し込み時に頂戴しました個人情報につきましては、受講者名簿の作成、
   当講座に関するご連絡の目的にのみ使用いたします。
申込期間 2017(平成29)年5月22日(月)~6月21日(水)
※時間帯は、金融機関窓口での振込取扱時間帯になります。
お問い合わせ 北海学園大学 市民公開講座係(教務センター事務室 担当:白石)
TEL:011-841-1161(代表) 内線2707

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