大学案内

学長メッセージ

学長メッセージ

学生は「学士(○○学)」という学位を授けられて卒業します。この○○学に当たる知識は専門科目によって得られます。学部ごとに表現は違っていても、開講学年の順に、基盤科目群、基幹科目群、発展科目(応用科目)群と系統的にカリキュラムが編成されています。これに沿って学習することによって、学士の学位にふさわしい専門的知識が身につきます。この知識をもって卒業生は社会に巣立つことになりますが、大学で学んだ知識のすべてがすぐに実社会で役立つとは考えられません。このために、卒業生は現実と知識との間にギャップを感じ、またこのギャップを埋めながら、社会的生活を営むことになります。

では、大学の教育内容をすぐに役立つ即物的な授業内容に改変すればよいのでしょうか。短期的には、知識と実際の溝は埋まるかもしれません。しかし、すぐに役立つ知識は、すぐに役立たなくなってしまいます。本学はこのことを勘案して、時代の変化、環境の変化に柔軟に対応できる知識の習得が可能なカリキュラム編成に心がけております。そのために、今年から1年生にたいする教育のあり方をさらに改革し、幅広い教養がいっそう身につきやすい科目の新設を実行しました。習得した知識を、そのときどきの変化に即応して、知恵に替えてゆく能力は幅広い教養によって培われると考えたからに他なりません。専門科目と教養科目とをバランスよく履修することによって、知識を知恵に替える、そのような資質に優れた、知性あふれる人材の育成に本学は意を用います。

本学は、1950年に設置された北海短期大学を母体として、1952年に本道では最初の4年制私立大学として誕生しました。短大創立を創基元年としますと本学には60有余年の歴史と伝統があります。その間、5学部6研究科を擁する総合大学に成長し、卒業生は優に7万名を超え、道内はもとより道外でも同窓生の集いが開催されています。皆さんが本学で有意義に過ごし、21世紀を同窓生の一人として活躍されることを祈念します。

なお、本学には夜間に開講される科目だけを履修することによって、学士の学位を取得できる2部(4年制)が、経済学部、経営学部、法学部、人文学部の4学部に設置されています。全国的に見て、多くの大学が2部を廃止しています。しかし、本学は2部のもつ社会的意義は依然として存在すると考えています。経済的理由や健康上の理由などで、高校卒業時には大学進学を断念せざるを得なかった人たちで、通学の条件が整い、向学の志を失っていない人は、2部で学ぶことを考えてはどうでしょうか。

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